题目内容
三、次の文章を読んで、A、B、C、Dの選択肢から正しいものを一つ選んで、解答欄に記号で記入しなさい(共5小题,每小题2分,共10分)。 履歴書に大学名を書かなくてもいいという企業が現れた。レコ一ド業界トップのCBSソニ一である。脱学歴に踏みきった背景には、出身大学にはこだわらず、個人の能力を思う存分に伸ばすという社風がもとからあった。同社は創業二十一年で、若手グループの力が、有能な若いア一チストを大量に①この世界に送り出してきたという実績をもつ。ヒットを生むア一チストを見抜くには、学歴など何の役にも立たない。どこの大学を卒業したかではないのだ。若者たちが何を求めているのか、そして、彼らが一体、世の中に何を問いかけているか、②それらを確かにつかむ③先見の明がこの会社にはあったのだろう。かつては、「寄らば大樹の陰」ということばが定説になっていた。大企業に就職すれば年功序列で、とくにミスをしなければ生涯安泰に暮らすことができる。いわゆるブランド志向がまかり通っていた。④、そのブランド志向もいずれ影をひそめるに違いない。就職を目の前にした新卒の学生たちは、ブランドや給料よりはむしろ、やりがいのある仕事、充実感を覚える仕事への意識を強めている。気に入らない仕事はしたくないという若者が増えている。一方 、学歴に対する企業の意識もかなり柔軟になっている。ちなみに、「日本の100社89」(日本経済新聞社)のトップイン夕ビュ一によると、期待される人材として、「世界を相手にする気概と体力のある人」「国際化に積極的に挑戦する人」「やる気十分の人材」「覇気のある若者」「個性を発揮する創造的人材」「有言実行型」「チャレンジ意欲のある若者」「多分野に挑戦する活力ある人間像」「若おじんはだめ」「信念と行動力の人」「好奇心と執着心のある人」「大胆な発想のできる人」「アイデアマン」などとなっている。企業自体、出身大学よりも個人の能力や個性に重点をおく採用方針へと転換しているのが現状である。企業は社会の動静に鋭く対応する姿勢を見せている。 とはいえ、依然として有名大学へと進学希望者が殺到している。脱学歴社会へと変貌している現実を知ってか知らずか、学校や世の母親たちは、より偏差値を上げなければと、子どもたちのしりをたたく。悲鳴を上げている子どもたちの声が彼らにはとどいていない。その圧力に耐えかねて非行に走り、自殺に追込まれている子どもたちがあわれである。脱学歴社会は着実に進んでいるのだ。偏差値だけで人間を判断しない社会になりつつある。人の気持ちの分かる、人間的に豊かな若者こそ二十一世紀の担い手になるだろう。そのきざしが見えはじめている。(永嶋恵子『脱学歴社会へのきざし』による)①の「この世界」とは、どんな世界か、次の中からいちばん近い意味のものを選びなさい。
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