問(もん)題(だい)2問(もん)題(だい)2では、まず質(しつ)問(もん)を聞(き)いてください。そのあと、問(もん)題(だい)用(よう)紙(し)のせんたくしを読(よ)んでください。()読(よ)む時(じ)間(かん)があります。それから話(はなし)を聞(き)いて、問(もん)題(だい)用(よう)紙(し)の1から4の中(なか)から、最(もっと)もよいものを一(ひと)つ選(えら)んでください。
A. 海(かい)外(がい)の職(しょく)場(ば)で働(はたら)くこと
B. 新(あたら)しい土地(とち)で暮(く)らすこと
C. 引(ひ)っ越(こ)しの準(じゅん)備(び)をすること
D. 子(こ)供(ども)を日(に)本(ほん)に残(のこ)していくこと
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問題10 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1234から一つ選びなさい。 我が身が生涯に望み、知りうることは、世界中を旅行しようと、何をしようと、小さい。あきれるくらい小さいのだが、この小ささに耐えていかなければ、学問はただの大(おお)風(ぶ)呂(ろ)敷(しき)(注1)になる。言葉の風(ふ)呂(ろ)敷(しき)はいくらでも広げられるから、そうやっているうちに自分は世界的に考えている、そのなかに世界のすべてを包める、①そんな錯覚に捕らえられる。木でいい家を建てる大工とか、米や野菜を立派に育てる農(のう)夫(ふ)とかは、そういうことにはならない。世界的に木を削ったり、世界標準の稲を育てたりはできないから、彼らはみな、自分の仕事において賢明である。我が身ひとつの能力でできることを知り抜いている。学問をすること、書物に学ぶことは、ほんとうは②これと少しも変わりはない。なぜなら、そうしたことはみな、我が身ひとつが天地の間でしっかりと生きることだからだ。 人は世界的にものを考えることなどはできない。それは錯覚であり、空想であり、愚かな思い上がりである。ただし、天地に向かって我が身を開いていることならできる。我が身ひとつでものを考え、ものを作っているほどの人間なら、それがどういう意味合いのことかは、もちろん知っている。人は誰でも自分の気質を背負って生まれる。学問する人にとって、この気質は、農(のう)夫(ふ)に与えられる土壌のようなものである。土壌は天地に開かれていなければ、ひからびて(注2)不毛になる。与えられたこの土を耕し、水を引き、苗を植える。苗がみずから育つのを、毎日助ける。苗とともに、自分のなかで何かが育つのを感じながら。学問や思想もまた、人の気質に植えられた苗のように育つしかないのではないか。子供は、勉強して自分の気質という土を耕し、水を引き、もらった苗を、書物の言葉を植えるのである。それは、子供自身が何とかやってみるほかはなく、そうやってこそ、子供は学ばれる書物とともに育つことができる。子供が勉強をするのは、自分の気質という土壌から、やがて実る精神の作物を育てるためである。「教養」とは、元来この作物を指して言うのであって、物(もの)識(し)り(注3)たちの大(おお)風(ぶ)呂(ろ)敷(しき)を指して言うのではない。(注1)大(おお)風(ぶ)呂(ろ)敷(しき):実際より大きく見せたり言ったりすること (注2)ひからびて:乾ききって (注3)物(もの)識(し)り:物事をよく知っている人 この文章では、学問をするということをどのような例を使って説明しているか。
A. 与えられた土を耕し、よい苗を選んで植える。
B. 与えられた土を耕し、よい作物になるように苗を育てる。
C. 与えられた土壌を改善するために耕し続ける。
D. 与えられた土壌を改善しながら世界標準の作物を育てる。
問題5 次の文の( )に入れるのに最もよいものを、1234から一つ選びなさい。 (パソコンを使いながら)A「ねえ、この前教えた計算機能、使ってみた?」B「うん。今まであんなに時間をかけてたのが( )簡単に計算できたよ。」 A「でしょ。パソコンのことならまかせてよ。」
A. ばかばかしい思いをするもので
B. ばかばかしく思えるもので
C. ばかばかしい思いをするくらい
D. ばかばかしく思えるくらい
問題2 ( )に入れるのに最もよいものを、1234から一つ選びなさい。 約300年前の絵画の( )が終わり、来月から公開される予定だ。
A. 回復
B. 修復
C. 復旧
D. 復興